フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・午前8時14分)は7日、仙台育英高が1日に男子サッカー部で3年生の部員が複数の部員から不適切な言動を受ける被害があったとして、学校がいじめ防止対策推進法に基づく「いじめ重大事態」として調査していることを発表したことを報じた。

 番組では、今回の問題の経緯を報道。

それによると被害を訴えた部員は、1年生だった一昨年春頃から「うざい」「デブ」などの暴言を複数の部員から受けており、昨年、抑うつ症状と診断され昨年5月に生徒は学校職員に被害を相談。学校側は「いじめ防止対策推進法」に基づき保護を継続した。学校側は「生徒の了承が得られた」とし「いじめ防止対策推進法」に基づき今年10月から調査を開始。被害を受けた男子生徒は現在も通院を続け、部活動には参加できないことを伝えた。

 男子サッカー部は今月2日に宮城県大会で2年ぶり38回目の全国高校選手権への出場を決めていた。学校側は試合出場について「現時点では、加害行為を行ったとされる特定の複数生徒を完全に確認するには至っておりません。そのため、11月2日の決勝戦への出場辞退を即時に判断するには時間的制約があることを、部員およびご家族に誠実にお伝えしました」と発表。サッカー部は現在活動休止で来月末からの「全国高校サッカー選手権」出場は調査結果によって判断することを番組は報じていた。

 MCで俳優の谷原章介は「今回で思い出したのは今年の夏…広島の広陵高校が甲子園の前にそういう事案が発覚をして出場はしたけど辞退という…すごくなんかもう…なんとも言えない後味の悪い結果になったじゃないですか」とし「ですから、勝ち抜いたチームの子たち、そして学校、そして加害者も被害者も余計な誹謗(ひぼう)中傷がネット上で繰り広げられないことをまず第一にしてほしいなと思いますね」とコメントしていた。

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