演歌歌手の神野美伽(60)が15日に東京・港区の草月ホールでコンサート「はじめてのシャンソン」(主催・ほぼ日)を行う。すべての曲をシャンソンで構成するコンサート。
実は大のシャンソン好きの神野。「20代の頃から『銀巴里』(日本初のシャンソン喫茶)に入り浸ってました。当時は若手で、いつも元気でいないといけなかったけど、銀巴里に行くと泣けたんです」と振り返る。有名な歌手が来日すれば必ずといっていいほどライブに足を運び、シャンソンを聴くために約3週間、パリに滞在したこともある。これまでも自身のコンサートでシャンソンを歌ったことはあったが、シャンソンのみに特化したコンサートは今回が初めてだ。
きっかけは約1年前。画家・笹尾光彦さんとの出会いがきっかけだった。神野がコロナ禍の2020年にオンラインで配信した「オー・シャンゼリゼ」の動画を見て感動したという笹尾さんが「シャンソンのコンサートをやろう」と提案。2人を巡り合わせたウェブサイト「ほぼ日」が主催することになり、1年がかりで準備を進めてきた。「手作りで、まるで文化祭みたいに何度もミーティングを重ねてここまで来た」。構成・演出を手がけた女優・高泉淳子には神野が直接依頼したという。
コンサートタイトルには、神野が初めて行うシャンソンコンサートというだけでなく、“初心者”の観客も楽しめる「はじめてのシャンソン」の意味も込められている。それだけに「愛の賛歌」、「枯葉」などの名曲を中心に構成した。だが、ひとつの目玉として、音楽監督を務めるアコーディオン奏者の桑山哲也が、美空ひばりさんの「歌は我が命」を3拍子にアレンジし、フランス語で歌う演出も用意している。
「シャンソンってフランス語で、ただ『歌』って意味だし、自由でいいと思うんです。めちゃめちゃ泥臭い部分もあって、演歌と似ています。ジャンルは違っても、音楽っていいね、歌っていいねと思ってもらえたら成功かな。『はじめての神野美伽』という方も多いと思うので、それも楽しみです。『オー・シャンゼリゼ』はみんなで歌いたい」と笑顔で意気込む。
近年はジャズやブギにも積極的に取り組んでいる。シャンソンコンサートの後には26日に大阪、27日に京都で演歌のみのコンサート、12月には名古屋でブギ&ジャズのコンサートが控えており、目まぐるしい日々だ。
「シャンソンだから、演歌だから、歌のトーンとかキーを変えようというのはなくて、感覚でしかない。頭の切り替えはめちゃめちゃ大変」と苦笑いしつつ「40年歌ってきて、今が1番ワクワクして緞帳(どんちょう)を上げてます。
◆チケット A席7700円、B席6600円(ともに税込)。申し込みはe+(イープラス)
◆神野 美伽(しんの・みか)1965年8月30日大阪府貝塚市生まれ。60歳。84年に「カモメお前なら」でデビュー。85年「男船」、2003年「浮雲ふたり」、04年「あかね雲」で日本レコード大賞金賞受賞。87年、03年にNHK紅白歌合戦出場。

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