大阪・ABCテレビのニュース情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜・前9時30分)が8日、生放送され、自身の公金還流疑惑で渦中にいる日本維新の会・藤田文武共同代表がパネリストとして出演した。疑惑は共産党機関紙「しんぶん赤旗」日曜版の報道に端を発したものだが、同じくパネリストの社会学者・西田亮介氏に「しんぶん赤旗はやっぱりお嫌いでいらっしゃるんですか?」とド直球の質問を浴びせられ、以下のように答えた。

 藤田氏「好きか嫌いで言ったら、そうなんかもしれませんが」

 はっきりとは言わなかったが、ほぼ「嫌い」と言ったことに等しく、スタジオが笑いに包まれた。

 藤田氏「別に(しんぶん赤旗が)存在していることはいいと思うし、政治的主張なので。報道機関じゃないんです。機関紙なので、僕らが出している機関紙(機関紙日本維新)と同じ扱いだと僕は思っていて。しんぶん赤旗っていうのは、政治的主張で共産党の…」

 MC・東野幸治「そうなんですか」

 政治ジャーナリスト・青山和弘氏「党の機関紙です」

 藤田氏「むしろ、報道機関として公平に書く必要性もないんです。恣意(しい)的に書くのも政治的主張なので構わないんですけど、ちょっとそれ(自身の疑惑に対する政治的主張)に対しては、あまりに事実と違うことについては反論をさせてもらうということ」

 藤田氏は、ある程度の公平性を担保する一般報道機関と、政党機関紙であるしんぶん赤旗とは別物だということを強調していた。

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