◆明治安田J1リーグ▽第36節 鹿島2―1横浜FC(8日・メルスタ)

 首位の鹿島は横浜FCを2―1で下し、勝ち点3を積み上げた。後半に立て続けにFWレオセアラ、知念慶がゴールを挙げた。

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 これも“鬼木マジック”か。前節から先発4人を入れ替えた鹿島は、代わって先発した3人がゴール&アシストをマークした。

 0―0の後半17分、2トップの一角に抜てきされたFW田川亨介の巧みな突破から、レオセアラが流し込んで先制点をゲット。その3分後には、セットプレーを期待されてスタメン起用となったDF小川諒也のCKから、2戦ぶり先発のMF知念慶が豪快に頭でねじ込んだ。

 ゴールやアシストの結果は残せなかったが、MF松村優太もマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍で右サイドを上下動。前半に得点を奪うことはできなかったが、3戦連続ドローで停滞気味だった攻撃が後半に花開き、勝ち点3をもぎ取った。

 鬼木達監督は「試合の中で調子がよかった選手、トレーニングの中でいい形でプレーしていた選手がいたので、競争というところと、相手の戦い方もみて、こういうスタメンになりました」と明かした。

 3日の次節・東京V戦(味スタ)の結果次第では9シーズンぶりの優勝の可能性も出てきた。

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