バスケットボール 全国高校選手権北海道予選(8日・室蘭市栗林商会アリーナ)北海道栄72―65東海大札幌

 男女の3回戦(ブロック決勝)と決勝リーグ1戦目が行われた。男子は、北海道栄が東海大札幌との決勝リーグ初戦を72―65で制した。

 北海道栄が、連勝で5年ぶりのウィンター杯出場に大きく前進した。ブロック決勝の帯広大谷戦は、第4Q終盤に一時勝ち越しの3点シュート(3P)を決められたが、その後1点差に迫り、主将のPG久保田遥翔(3年)が決勝の3Pを沈めて逆転。粘る相手を振り切った。

 続く決勝リーグ初戦は、全国出場を逃した昨年の同リーグで敗れた東海大札幌戦。当時の試合に出場していた久保田は「1年間この日のために練習してきた」。接戦を勝ち切れない粘りのなさが課題だったが、2戦連続で最終盤に突き放して勝利。ブロック決勝に続き息詰まる一戦を制し、木村匡宏コーチは「こういう試合を勝てたのは大きい」とリベンジ成功にうなずいた。

 男子バスケットボール部の部員も住む「大志寮」で、10月30日に集団食中毒が発生した。久保田を含む複数の部員が腹痛などの症状を発症したが、「練習できなかったのは1日くらい。影響はない」と木村コーチ。残り2戦。狙うは北海道王者としてのウィンター杯出場だ。

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