タレントで歌手の上沼恵美子が9日、大阪・吹田市の万博記念公園で開催された「ABCラジオまつり」に出演。同局の冠番組「上沼恵美子のこころ晴天」(月曜・正午)のスピンオフ企画としてスペシャルステージに登壇し、6月18日にリリースされた「人生泣き笑い」など3曲を熱唱した。
この日、大阪はあいにくの大雨。荒天の場合は中止、あるいは歌唱ナシの可能性もあったが、屋外ステージの上沼は「雨の中、大変でしたね~。寒いけど大丈夫? 中止になるんじゃないかと思ったのよ」と太陽の塔の背中を見る形の屋外ステージから「本当のファン」をねぎらった。
続いて「人生泣き笑い」のカップリング曲「大阪ラブレター」を歌唱する運びとなった。「歌どうしようかなって思ったんですが。皆さんに聞いていただきたい!」と叫ぶとファンは大歓声。「実はパクパク(口パク)でやろうと思ったんですけど。ところがね、オケしかないって言いはるから」とボヤいて笑わせた。間奏中は「ああ、ホッとした。自分で言うのも何やけど、うまいなあ」と自画自賛して爆笑させた。
2曲目は「人生泣き笑い」。4日に生放送されたNHKテレビ「わが心の大阪メロディー」でも歌唱した。
3曲目の前に、MCのコーナー。天才漫才姉妹「海原千里・万里」時代のエピソードを披露した。
「16歳の時(デビュー直後の1971~72年頃)、漫才しに行ったんです。富山の滑川いうところに。で、漫才やってたら、そのモニターが北島三郎さんの部屋に届いてたわけです。しゃべりが下手やったから歌ばっかり歌うてたんですよ。そうした北島三郎さんに呼ばれましてね。2回公演終わって、3回目の公演で…」
北島「(怒気を含んだ声で)誰だ。歌ってるのは?」
上沼(千里)「(おっかなビックリ)わたし…です」
北島「ああもう、下手な漫才やめて!」
上沼(千里)「…」
北島「漫才やめて、東京へいらっしゃい! どっちが歌ってるの?」
上沼(千里)「妹の私です」
北島「妹、東京へ来なさい!」
「そしたらお姉ちゃんのあの顔! 忘れられない。
海原万里こと上沼の姉・芦川百々子は、マタドールとの死闘へと向かう闘牛のような表情をしていたという。のちに76年リリースの「大阪ラプソディー」が大ヒットするわけだから、サブちゃんの眼力はさすがだ。
ラストはその「大阪ラプソディー」。ステージのテントを叩く雨音をかき消すようなファンの拍手で、大団円を迎えた。
会場ではシングルCDとともに、10日発売の自著も先行発売された。週刊文春に連載されたエッセーから抜粋の上、書籍化された「上沼恵美子の人生笑談 白黒つけましょ」(文藝春秋)。「本は自分で書いたんです。大体タレントって書かないで、しゃべったことをテープにあげて、作家さんが書くんですけど。あれは全部私が書いてます。ただ1760円もするの。高いな。文春側には30円ほどでって言うたんやけど」と主張(?)したものの、かなわずに“定価”のままだったが、飛ぶように売れていた。

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