◆明治安田J1リーグ▽第36節 京都0―3横浜FM(9日・サンガS)

 横浜FMが敵地で3位の京都に3―0で勝利し、今季初の3連勝で残留を決めた。

 前半35分にクルークスの右CKを谷村が頭で合わせて先制。

後半27分にMF天野が追加点を奪い、終了間際には植中が3試合連続ゴール。初の3連勝で16位にも浮上し、今季の最大の目標を達成した。

 試合後の会見で大島秀夫監督は「まず残留を確定させられて本当にホッとしていますし、試合も選手が戦って、泥臭いサッカーですけど、気持ちを前面に出して、しっかり守って、しっかり攻めてを最後の笛が鳴るまで表現してくれた。選手が素晴らしい頑張りを見せてくれて、うれしく思います」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 クラブ初の2度の監督交代を経て、6月中旬から監督初挑戦。オリジナル10のメンバーで鹿島とともに一度も降格したことがないという重圧の中での戦いとなったが、選手を束ねて、最大勝ち点差「10」を巻き返して残留へ導いた。指揮官は「大きなミッションだったと思います。正直、自分が出来るとか、自信があったわけではなかったが、選手が同じ方向を向いて頑張ってくれたし、スタッフみんなが一緒になって力を貸してくれたし、マリノス全体で成し遂げたこと。色々な人に感謝してます」と話した。

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