◆プレミアリーグ(11月9日)▽第11節 クリスタルパレス0-0ブライトン(セルハースト・パーク)

 5試合が行われ、日本代表MF鎌田大地(29)が所属するクリスタルパレスはホームで日本代表MF三笘薫(28)が所属するブライトンと対戦。今季がっちりとレギュラーの座をつかんだ鎌田は先発。

三笘はこの試合も欠場となり、期待された日本人対決は実現しなかった。

 3-0勝利を飾ったリバプールとのリーグ杯戦ではダブルボランチの一角から攻撃の起点となる鋭いパスを連発した鎌田は、このリーグ戦では3トップの左サイドで先発。プレーの幅の広さとサッカーセンスを見せつけた。

 最前線のスペースがないポジションでプレーしてもボールを逃さず、しっかりキープ。ワンタッチの連携も隙なくこなし、プレミアリーグの中堅チームに成長したクリスタルパレスで存在感を明確に示した。

 2度あったチャンスの最初は後半10分、右サイドからサールが放ったクロスがこぼれ球となってゴール前に走り込んだ鎌田の足元に流れた。

 このボールを右足でワントラップして左足でシュート。しかしゴール左隅のトップコーナーを狙い過ぎたか、ボールはわずかにポストを逸れた。

 2度目の決定機は後半27分、中盤右サイドからレノマが放ったサイドチェンジパスに左サイドを走った鎌田が飛びつき、そのままドリブルで前進。左サイドから左足を巻き込むようにシュートを放ち、ゴールネットを豪快に揺らし、先制点かと場内がわいたが、これはサイドネット。惜しくゴールを逃した。

 クリスタルパレスのグロスナー監督は後半21分にFWピノを送ると、鎌田はボランチに下がりポジションチェンジ。

そして同38分までプレー。試合は両軍とも均衡を破れず、0-0のスコアレスドローで終わった。

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