大相撲九州場所2日目(10日・福岡国際センター)

 横綱・大の里(二所ノ関)がここ2場所連続で敗れていた幕内・伯桜鵬(伊勢ケ浜)を退けた。最初の立ち合いで突っかけたが「1度合わなかった。

いつもなら気持ちが乱れてしまうが立て直せた」。右を差せず、左差しを許した。それでも右上手を握って前に出て寄り倒した。「考えてくるだろうなと思った。しっかり流れの中で出来た」とうなずいた。

 無傷の2連勝。「前半戦の中で15日は長い。昨日と今日は良かった。悪くないんでまたつなげていきたい」とうなずいた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「出るからね。強いよ」とうなった。幕内後半戦の九重審判長(元大関・千代大海)も「相手を正面において差してしまえば重さがある。

体の寄せ方が抜群にうまい」とたたえた。3日目は幕内・若隆景(荒汐)と対戦する。

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