米情報サイト「ジ・アスレチック」のP・サモン記者は10日(日本時間11日)、メッツの千賀滉大投手が、他球団の間でトレード候補としてみられているとの記事を公開した。メッツが放出に前向きかどうかは明らかになっていないという。

 これを受けて米SNY局も報道。千賀は入団2年目まで全球団に対するトレード拒否条項があったが、今季からは10チーム限定拒否に切り替わっているという。

 1年目に12勝7敗、防御率2・98を記録し、旋風を巻き起こした千賀。2年目は右肩の後部関節包の張りのため、開幕からILに入り、7月の復帰戦で左ふくらはぎを痛め、公式戦は1試合登板のみに終わった。雪辱を胸に迎えた今季は序盤戦で防御率トップを争う投球を見せていたが、一塁ベースカバーの際に右太もも裏を肉離れし負傷者リスト入り。7月に戦列復帰したが本調子の投球からほど遠く、再調整のため3Aに降格した。

 千賀は今後2シーズンで計2800万ドル(約43億円)の契約が残っているが、実績ある先発投手として高くはない。調子を取り戻せば再びサイ・ヤング賞級の投球を見せる可能性があると指摘されている。

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