◆第56回日本少年野球春季全国大会・山梨県支部予選(第24回秋季大会)▽準決勝 笛吹ボーイズ12―0富士北麓ボーイズ=4回コールド= ▽決勝 笛吹ボーイズ8―5山梨ふじやまボーイズ(11月3日・山日YBS球場)

 来年3月開催の第56回春季全国大会の支部予選が各地で行われ、山梨県支部で代表が決まった。笛吹ボーイズがエースで4番の片倉愛瑠斗(2年)の活躍で2年ぶり3度目の出場。

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 エースで4番の片倉の活躍で、笛吹が2年ぶり春の全国切符を勝ち取った。

 片倉は準決勝の富士北麓戦で先発し3回無失点。打でも先制打を含む2安打2打点で圧倒。決勝の山梨ふじやま戦も、初回2死二塁で左中間へ先制二塁打。3回1死二塁から中前安打を放ちチャンスメーク。山本の2点三塁打を呼び込んだ。1点差に迫られた5回に救援登板。2イニングを零封して優勝に貢献した。

 山梨ふじやまとは、9月の東日本選抜大会支部予選の決勝でも激突していた。片倉は4回まで無失点に抑えていたが、5回に3四死球を与え2死満塁で降板。リリーフが打たれチームは敗れた。「コントロールの大切さがよく分かったので、練習から一球一球集中して投げるようにした」と片倉は話す。

渡辺茂貴監督(54)は「意識が変わった。すごく良くなった」と手放しで褒めた。

 昨年夏の選手権大会では全国大会初勝利を挙げている。「片倉は全国でも通用する。彼に続く2番手の投手を作れば戦える」と指揮官は“春初勝利”を目指す。

 【笛吹ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※小林龍翔、藤巻響紀、古屋佑、片倉愛瑠斗、前田旺亮、加々美空龍、福田璃来斗、宮原大空

 ▽1年生 中村准、竹内友皇、田村双樹、徳良結斗、高野好太郎、矢部聡二郎、山本和史、田村斗真、牛山煌志朗、鎌田悠人

 

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