◆東都大学野球リーグ1、2部入れ替え戦 ▽立正大5―3駒大(11日・神宮)

 2部1位の立正大が1部6位の駒大に連勝し、2021年春以来となる1部復帰を果たした。

 1点を追う9回1死一、三塁から内野ゴロの間に三塁走者が本塁に生還して同点に追いつくと、なおも2死満塁で安田大輝二塁手(4年=履正社)が放った三塁への打球が相手の失策を招いて2点を勝ち越した。

第1戦のサヨナラ勝ちに続く劇的な逆転勝利で、1部の座をつかみ取った。

 金剛弘樹監督は勝利の瞬間、目に涙を浮かべていた。「最後に何かやってくれるんじゃないかというチーム。それが実現して、終盤に逆転できた。最後まで諦めなかった」とナインをたたえた。

 来季は、指揮官が2022年に監督に就任して以来初となる1部の舞台に立つ。「もう1段階、2段階、(選手を)底上げしていかないと、1部で優勝を狙えるチームにはならない。来年入ってくる新入生たちも見据えて、全体的にレベルアップしていきたい」。喜ぶのはつかの間。“戦国東都”の頂へ、全力で駆け上がる。

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