サッカー日本代表は12日、国際親善試合ガーナ戦(14日・豊田ス)に向け、千葉県内で合宿3日目となるトレーニングを行った。FW小川航基(28)=NEC=は、後輩に負けない“ギラギラ感”で、年内最後の2試合に臨む決意を示した。

 今回初招集のFW後藤啓介(20)は磐田の後輩にあたり、一緒にプレーした経験こそないが、後藤が中3でトップチームのキャンプに参加した際には一緒に写真を撮ったという。後藤からその写真を見せてもらった小川は「僕も彼もジュビロからということで、うれしさも個人的にありますし、もちろんいちライバルとして、しっかりと僕の価値を代表で示したい。僕もギラギラしてやっていきたい」と決意を示した。

 10月のパラグアイ戦では、0―1の前半に同点弾を決め、8月に死去した釜本邦茂さんの12試合を超えるA代表11試合目での通算10得点に到達した。得点感覚に優れるストライカーは年内最後の2試合へ「FWに求められるのは得点。苦しい時にチームを助けられるのは、やっぱり得点というところで、じゃあストライカーだと思うので。こういう風にたくさん(FWを)招集しているのは、そこを求められている証拠だと思うし、そこに対しては人一倍強い自信と自分が得点を取るんだという熱い気持ちを持ってこの2試合に臨みたい」。自らの存在価値をゴールという結果で示す。

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