阪神・糸井嘉男スペシャルアンバサダー(SA=44)が13日、今春に続き高知・安芸での秋季キャンプにも“特命コーチ”として参加した。自身と同じ投手から野手に転向した西純の打撃を見守り「きれいに振ろうとしているからもっと大胆に」と助言。

「あー、もっとやってたな、俺(笑)。寝てないもん。小笠原(道大)さんのバットを勝手に使って…」と、朝まで振り込み続けた日本ハム時代も思い返した。

 今季1本塁打の4年目・前川にも内角球を打つ極意などを伝授した。また、30日の「日韓ドリームプレーヤーズゲーム2025」へ向け、自身も「原さん(監督)本気やから。自分の練習」と真剣モード。フリー打撃で2本のサク越えを放つと、全体練習後も一人ランニングするなど、最後まで“糸井劇場”だった。エネルギッシュな超人に対し、藤川監督は「(来春も)お願いしたい」と3度目の特命コーチを打診した。(中野 雄太)

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