◇「第25回奈良万葉大会」(11月8日・喜多重機グラウンドほか) ◆中学生の部・準々決勝 南都ボーイズ7-2天理ボーイズ

 打ち勝ち、投げ勝ち、南都が4強入りを果たした。3回戦は、4点を追う初回2死満塁。

青山の押し出し死球で1点返すと、宮本が2点二塁打、玉木も適時打で続き追いついた。同点の6回にも満塁の好機から2点勝ち越し、勝利。チーム最多4安打で2打点の井上主将は「最低限のことはしようと打席に入った。結果が出て良かった」とプレーでもチームを引っ張った。

 準々決勝では、エース・長江が相手を圧倒した。失策や四球で走者を出しながらも、「変化球が良かった」と5回まで無安打投球。球数制限による5回2/3での降板を「最後まで投げたかった」と悔やんだが、「気持ちで相手を上回って抑えると気合が入っていた」と最少失点で役目を果たした。

 打線が同点の7回に喜多、小泉の連続二塁打で勝ち越し。そこから一挙6点を奪い、関西秋季大会準Vの底力を示した。2試合で7安打3打点3得点と大暴れした井上は「目標は優勝。(準Vの結果を)超えられるように頑張りたい」。ホスト大会の頂点は、絶対に譲れない。

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