NHKは14日、東京・渋谷の同局で大みそかの「第76回NHK紅白歌合戦」の出場歌手発表会見を行い、初出場のアーティストが出席した。

 5人組アイドルグループ「M!LK」はデビュー10周年の締めくくりに悲願の初出場。

3月にリリースした10周年記念アルバムのタイトル曲「イイじゃん」は、「今日ビジュイイじゃん」のサビで曲調が急変するギャップが中毒性があると評判になり、若者の間で人気が爆発。SNS総再生回数25億回を突破した。

 今年3月まで放送されたNHK朝の連続テレビ小説「おむすび」出演でも人気を集めた佐野勇斗は「2015年にデビューして今年で10周年の年になる。当時からずっと紅白に出場する目標を掲げて、ここまでやらせてもらって、その歴史をすべて背負って当日はたくさん楽しみたい」とコメント。「ここまで応援してくれたみ!るきーず(ファンネーム)ありがとう」とファンに感謝しつつ「日本を元気にするグループを目指しているので、当日楽しんじゃいたいと思います」と語った。

 このほどノミネートが発表された「新語・流行語大賞」にも「ビジュイイじゃん」がベスト30入りしたばかり。親指を立てて、あごをなぞる「イイじゃんポーズ」も流行し、NHKホールでのアーティスト同士のコラボレーションにも期待が集まりそうだ。

 ◆M!LK(ミルク) 14年11月24日に結成され、15年3月「コーヒーが飲めません」でインディーズCDデビュー。メンバーの入れ替えを経て、20年2月から現行の佐野勇斗、塩崎太智、吉田仁人、山中柔太朗、曽野舜太の5人体制に。ユーモアを備え、武器はライブパフォーマンスとのギャップ。ファンの呼称は「み!るきーず」。

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