◇「第9回大阪東ボーイズ大会」(11月8日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか) ◆中学生の部・1回戦 京都洛北ボーイズ9-3東大阪長田ボーイズ

 前年王者の意地でひっくり返した。京都洛北は3点差を逆転し、初戦勝利。

藤岡主将は「去年、優勝してくれた先輩たち、監督やコーチへの感謝を忘れずにプレーできた」と充実の表情だった。

 先発の中学1年・井元が2回に3失点。「先輩でカバーするぞ」というキャプテンの言葉は、上級生の総意だった。まずは、1死満塁でリリーフした丹上が二ゴロ、右飛でピンチ脱出。「先輩として抑えようと。次の回へ、いい流れを持って行きたかった」。左腕は5回まで無安打無失点で、逆転の糸口となった。

 1点差に迫った4回2死二塁では、代打・上原だ。フラッと上がった飛球が左翼前に落ちる同点打となり「持ってます。ホッとしたし、気持ちよかった」。先頭打者を出しながらも2死とされていただけに、貴重な得点になった。

 5回に松本の犠飛で勝ち越し、6回は一挙5得点。

終わってみれば、6点差の快勝だった。藤岡は「1か月後の春季京都予選制覇が目標。つながるように、いい結果を残したい」と先を見据えた。

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