オリックス・才木海翔投手が14日、大阪・舞洲の合宿所「青濤館」で契約更改交渉に臨み、1600万円アップの2800万円でサインした(金額は推定)。「今年は頑張ってくれたので、来年は今年の頑張りを超せる活躍をしてほしいと言われた。

より一層、気合を入れて投げたい」と話した。

 プロ3年目、支配下2年目の今季は6月14日に初昇格し、一度も登録抹消されることなくシーズンを完走した。常時150キロ超の直球とフォークを武器とし、主に勝ちパターンの一角として38試合に登板。プロ初勝利を含む2勝(1敗)を挙げ、11ホールド4セーブ、防御率1・87と自己最高の成績を収めた。

 今季は広島からFA移籍1年目の九里、シーズン途中に中日からトレード加入した岩崎に師事。「自分を変えてもらったので、感謝している。きっかけで言うと、やっぱりその2人」と頭を下げた。

 気になる昇給分の使い道については「車の改造のパーツにあてたいと思います。まだノーマルで乗っている。マフラーを変えたり、車高をちょっと下げたり。ホーイルを買ったり、いろいろ趣味にあてたい」と笑顔でイメージを膨らませた。

 シーズン終了後の10月30日、右肘の関節鏡視下骨棘(こっきょく)切除術・遊離体骨片切除術を受け、現在は復活を目指してリハビリ中。

スローイング再開の時期は未定としつつ「術後の状態でいうと、そこまで悪い状態ではない。なるべく早く(再開)したい」と強調した。

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