大相撲 ▽九州場所6日目(14日、福岡国際センター)

 西前頭2枚目・若元春(荒汐)が、横綱・豊昇龍(立浪)をはたきこんで、通算3個目を挙げた。

 立ち合いの左の変化を選択し、白星をつかんだ。

「狙っていた。(豊昇龍に)最近はもっていかれる相撲が増えてきたので、体が小さいから考えないといけない。自分の相撲で勝ったわけではない。作戦勝ち。相手が横綱で何でもして、挑戦していかないと、胸を借りるつもりでいった」と話した。

 変化をすることは前日の夜に決めたといい、「先場所横綱に負けた時から考えがあった。変化はやったことがあったが、うまいわけでもない。もっていかれたり、ぐちゃぐちゃになることもある。自分の持っている手札の中で、自信があるわけではない怖さのある手札がたまたま決まった」と語った。

 今場所2勝目とし「自分の相撲を取って勝った方が絶対にうれしいと思う。これからにつなげていけたら」と先を見据えた。

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