11月15日の東京2R・2歳未勝利(芝1600メートル=17頭立て)は、1番人気のスペルーチェ(牡、美浦・宮田敬介厩舎、父レイデオロ)が、デビュー2戦目で初勝利を挙げた。10年の阪神JFなど重賞3勝を挙げたレーヴディソールを母に持つ良血馬。

勝ち時計は1分34秒9(良)。

 スタートを決めて、道中は前に壁を作る形で7、8番手で運んだ。直線では内から外へ持ち出して、満を持してゴーサインを出すと鋭く反応。上がり最速33秒7をマークして、2着のサンデースマッシュに1馬身1/4差をつける完勝だった。

 三浦皇成騎手は「本当に真面目な馬なので走りたい気持ちと折り合いが難しいですけど、今日は馬の後ろでこういう競馬がしたかったです。馬群でしっかりと我慢が利いたので、最後ははじけてくれましたね。まだまだ良くなると思います」と、勝利を振り返った。

 宮田調教師は「前走(初戦2着)はタメがない走りでしたが、今日はうまく壁をつくってジョッキーが競馬をしてくれました。マイルくらいで、うまく最後を生かすような競馬をしていければ、上でも活躍していけると思います。今後は在厩で様子を見てからと思います」と語った。

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