大相撲九州場所7日目(15日・福岡国際センター)

 弓取りを務める東三段目25枚目・羅漢児(二所ノ関)が2勝2敗とした。同27枚目・毅ノ司(雷)を電光石火の突き押しで攻めて、最後は寄り倒した。

「電車道でいこうと思っていた。今場所一番いい相撲でした」。星を五分に戻し、「前に攻められていることが良かった」とうなずいた。

 10月のロンドン公演では横綱・大の里(二所ノ関)に同行。場所前の稽古不足が心配されたが「逆に(体の)痛みがなくなった」と好調につながっている。大分・中津市出身で九州場所はご当所。秋場所に続き、弓取りを務め、この日は家族も観戦に訪れた。「親しい人も見に来てくれる」と結びの後の“大役”も張り切っていた。

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