大相撲九州場所8日目(16日、福岡国際センター)

 東幕下22枚目・矢後(押尾川)が東19枚目・御雷山(みかづちやま、錣山)にすくい投げで敗れ、1勝3敗となった。

 待ったの後の立ち合いで立ち遅れたのが最後まで響いた。

相手にもろ差しを許し、両かいな(腕)を抱えて左右に振ったが、すくい投げで腹ばいになった。

 「少し立ち遅れた? はい。両脇が甘かった? はい。いいところがなかったです」と声を絞り出した。3番相撲では立ち合いから圧力をかけて、すぐに右を入れて自分の体勢を作った。師匠の押尾川親方(元関脇・豪風)からも「いい相撲だった」と褒められたが、4番相撲では、立ち合いで後手を踏んでしまった。

 右膝を手術して今年の初場所、序二段から決意の再スタートを切った。目標の“関取復帰”に向けて2場所連続の負け越しは避けたい。

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