大相撲九州場所8日目(16日・福岡国際センター)

 横綱・豊昇龍(立浪)は、西前頭3枚目・宇良(木瀬)を足取りで下し、6勝目とした。過去8勝6敗の相手に、もろ手突きで押し込み、いなし、後ろ向きにすると右足を抱えて投げた。

 6日目は西前頭2枚目・若元春(荒汐)の立ち合いの変化に屈したが、前日の7日目はその敗戦から切り替えての勝利とした。師匠の立浪親方(元小結旭豊)からのアドバイスがあった。「『勝ち負けを考えず、楽しんでいけ』と言われた。楽しみたいと思った」と、東前頭4枚目・玉鷲(片男波)との激しい突き、押し合いを制した。「明日からも集中して取っていく」と話した通り、危なげない勝ち星とした。

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