巨人、日本ハムなどでプレーした村田透投手(40)が今季限りで現役引退することが16日、分かった。ウィンターリーグを含め計8か国でプレーした右腕はスポーツ報知の取材に「3年でクビになって、その後15年。

周りの支えがなければ40歳までやれなかった。感謝しかないです」とコメントした。今後は古巣・日本ハムのスカウトに転身する。

 村田は07年大学・社会人ドラフト1巡目で大体大から巨人に入団。1軍登板がないまま10年オフに戦力外となった。米国に渡り、15年にインディアンス(現ガーディアンズ)でメジャー1試合に先発登板。17年に日本ハムに入団すると、6月11日の古巣・巨人戦(札幌D)で先発し5回1失点でプロ初勝利。お立ち台でうれし涙を流した。米国時代に磨いた動くボールを武器に日本ハム時代は通算5年、75試合に登板し8勝(8敗)を挙げた。

 21年オフに退団後は海外に活躍の場を求め、オーストラリア、ドイツ、昨季から2年間はチェコでプレーした。唯一無二ともいえるプロ生活。英語も堪能で、第二の人生でも球界への貢献が期待される。

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