◆第61回福島記念・G3(11月22日、福島競馬場・芝2000メートル)

 第61回福島記念・G3(22日、福島)で重賞初制覇を目指すニシノティアモ(牝4歳、美浦・上原佑紀厩舎、父ドゥラメンテ)は、3連勝中と勢いに乗っている。前走の甲斐路Sを勝ってオープン入りしたばかりでも、充実ぶりが目を引く。

上原佑調教師は「前走はいい勝ち方。器用な馬なので舞台は問わないし、勢いを大事にしたいです」と期待の方が大きい。

 前走は中団から鋭く差し切り、2走前の福島での白河特別は好位から抜け出すなど、戦法の幅が広い点は武器だ。「あの脚を使うから広いコース(のレース)と迷ったけど、福島は実績があるし、ハンデ次第で十分やれると思います」と指揮官。最重量とは4・5キロ差の54キロに決まった伸びしろのある4歳牝馬が、秋のみちのくで咲き誇る。

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