日本ラグビー協会は17日、男子日本代表が来年7月と11月に新たに開催される国際大会「ネーションズチャンピオンシップ」に、参加することを発表した。同大会は、北半球6か国のグループと、南半球4か国にフィジー、日本を加えたグループが横断して対戦する新たな形式。

26、28、30年の3大会に、南半球グループの招待チームとして出場が決まっているという。

 27年W杯オーストラリア大会を1年後に控える来年7月には、北半球のチームが南半球に遠征して3チームと、11月は南半球のチームが北に遠征して3チームと対戦。年間を通して獲得ポイントが1位となった各半球のチームが「ファイナルズ・ウィークエンド」を英ロンドンで戦い“世界一”を決定する。各チームの獲得ポイントにより、勢力図が明らかとなるフォーマット。

 かつての伝統的強豪国(ティア1)、現ハイパフォーマンスユニオン同士の戦いに日本も参戦。重要な強化の場となる。日本協会の土田雅人会長、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は、それぞれ協会を通してコメントした。

 ◆土田雅人会長

「グローバルスポーツとしてのラグビーのさらなる発展に向け、北と南の国際カレンダーの統合と大会新設に尽力されてきたラグビー関係者の皆さまに敬意を表し、感謝申し上げます。ネーションズチャンピオンシップには世界トップエイトクラスの強豪国が名を連ね、ワールドカップ優勝候補ひしめく本大会への日本の参戦は、日本代表の強化を飛躍的に推し進める大きな転機になると期待しております。私どもは、ネーションズチャンピオンシップ出場の栄誉に恥じることのない活躍を誓い、世界の頂に向け進化を加速させ、強く魅力ある日本代表チームとなることで、大会の成功に貢献してまいります」

 ◆ジョーンズHC

「グローバルスポーツとしてのラグビーのさらなる発展に向け、北と南の国際カレンダーの統合と大会新設に尽力されてきたラグビー関係者の皆さまに敬意を表し、感謝申し上げます。ネーションズチャンピオンシップには世界トップエイトクラスの強豪国が名を連ね、ワールドカップ優勝候補ひしめく本大会への日本の参戦は、日本代表の強化を飛躍的に推し進める大きな転機になると期待しております。私どもは、ネーションズチャンピオンシップ出場の栄誉に恥じることのない活躍を誓い、世界の頂に向け進化を加速させ、強く魅力ある日本代表チームとなることで、大会の成功に貢献してまいります」

 ◆北半球チーム

イングランド(4)、フランス(5)、アイルランド(3)、イタリア(10)、スコットランド(8)、ウェールズ(12)

 ◆南半球チーム

南アフリカ(1)、ニュージーランド(2)、オーストラリア(7)、アルゼンチン(6)、フィジー(9)、日本(13)

※数字は世界ランク

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