中日・細川成也外野手(27)が17日、名古屋市内の選手寮で契約を更改し、3800万円増の年俸1億3000万円でサインした。現役ドラフトで移籍した選手では初の1億円プレーヤー。

未更改の阪神・大竹も大台突破が有力だが、一番乗りの大砲は「崖っぷちからはい上がれた。まさか3年でここまで」とかみ締めた。

 同制度が初めて実施された22年オフにDeNAから加入。当時の990万円は13倍になった。今季は打率2割5分6厘、20本塁打、58打点。約1か月半の離脱もありながら、球団では05~08年のウッズ、日本人では03~06年の福留以来の3年連続20発をクリアした。

 昨年の契約更改では、アップ分を実家の愛犬の治療費に充てると宣言。「元気になってきました」と報告すると、今年はさらに病気の猫も保護したことを明かし「2匹とも元気になってほしい」と願った。来季は本拠地に「ホームランウイング」も設置。さらなるアーチ量産を期待される主砲が、竜も“家族”も救う。(安藤 理)

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