午前9時半ごろ、トレーニング場に野手陣が集合。それぞれの除脂肪体重、筋肉量の目標値へ向けて組まれたメニューをスタートさせた。

今季3軍で11本塁打を放った竹下は、ベンチプレスを100キロ、110キロ、120キロと重量を上げながらこなし、合間には「うわ~、きつい!」と声が漏れた。支配下返り咲きを目指す中田は「無駄な動きが減り、パフォーマンスの向上につながる」と下半身強化をテーマに追い込んだ。

 会田3軍監督が「やらせるだけではなく、自分で考える力も養わなければいけない」と言うように、トレーニング後は自主練習。ノックやマシン打撃などで個々が課題と向き合った。中田が「試されているな、と感じる部分はある」と受け止めたように、課題を整理し、克服へ向けて主体的に取り組む姿勢が求められている。肉体と頭脳のアップデートを目指すこの期間は、来季の飛躍を左右する重要な時間となりそうだ。(小島 和之)

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