大相撲九州場所9日目(17日・福岡国際センター)

 横綱・大の里(二所ノ関)は圧倒的な相撲で全勝を守った。立ち合いで166キロの欧勝馬をもろ手で突くと、前に出てさらに突いて押し出した。

わずか2秒1で初日から9連勝を決め、「厳しくいけた」とうなずいた。

 8日目は41歳の幕内・玉鷲(片男波)に後退して辛勝しており「昨日命拾いした。切り替えて攻めた」。幕内後半戦の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「圧勝でしょう。強い相撲だった」とうなった。

 過去に無傷の9連勝した昨年秋場所と今年の夏場所は優勝。10日目に向け、「しっかり集中していける。また明日頑張ります」と淡々と話した。

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