◆男子テニス ▽横浜慶応チャレンジャー第2日(18日、横浜・慶応大日吉コート)

 元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)が約3か月ぶりの実戦復帰を勝利で飾った。1回戦で、10月の全日本選手権準優勝で同793位の市川泰誠(ノア・インドアステージ)に、4-6、6-1、6-1のフルセットで逆転勝ちした。

 錦織は、第1セットの最初の自分のサービスゲームを落とし、不安なスタートを見せた。その差だけで、第1セットは4-6で落とした。しかし、第2セットに入ると、一気にレベルを上げた。1ゲームオールから、怒とうの9ゲーム連取。全日本選手権準優勝者の実力を持つ市川に、テニスをさせなかった。

 錦織が、日本国内のツアー下部大会チャレンジャー・シリーズに出場したのは、自身が初めて同シリーズに出場した2006年3月の島津全日本室内選手権以来、19年8か月ぶりとなった。

 錦織は、今年5月の全仏前哨戦ジュネーブ・オープン(スイス)で腰を痛め、2回戦で途中棄権。8月のシンシナティ・オープン(米国オハイオ州)で1度、復帰したが、1回戦で敗れ、それ以降、リハビリで治療で実戦から遠ざかっていた。

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