大相撲九州場所10日目(18日・福岡国際センター)

 連覇を目指す横綱・大の里(二所ノ関)は、東前頭5枚目・義ノ富士(伊勢ケ浜)に押し出され、初黒星となった。初顔の相手に、立ち合いで優位に立てず、引いたところを押し込まれ、金星配給となった。

 7日目の西前頭3枚目・宇良(木瀬)、8日目の東前頭4枚目・玉鷲(片男波)と土俵際に追い込まれる相撲が続きながら、前日は圧倒的な強さを見せつけた。日体大の先輩でもある西前頭4枚目・欧勝馬(鳴戸)を、強烈なもろ手突きで、あっと言う間に押し出した。

「(玉鷲戦は)命拾いした相撲だった。切り替えて、また前に攻める気持ちでいった」と納得した表情を見せていたが、この日は敗戦となった。

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