◆第56回明治神宮大会第5日▽大学の部準決勝 青学大8―2八戸学院大(18日・神宮)

 連覇を目指す青学大(東都大学)が八戸学院大(東北3連盟)に快勝し、決勝進出を決めた。

 来秋ドラフト1位候補に挙がる最速154キロ右腕・鈴木泰成投手(3年=東海大菅生)が先発。

1回裏に八戸学院大の2番・加納史也二塁手(4年=由利)に先制本塁打を浴びるなど2点を失ったが、2回以降は立ち直り、8回まで5安打7三振2失点でチームを決勝に導いた。

 初回のマウンドのあと、中日にドラフト1位で指名されたエース・中西聖輝投手(4年=智弁和歌山)から「頑張りすぎないように」とアドバイスを受けた。「気合が入って、腕を振りすぎていました。自分を客観的に見ることができたので、ありがたかったです」。その後は球速を140キロ台中盤に抑え、制球重視で2回から8回まで「0」を並べた。

 視察したDeNA・稲嶺スカウトは「1回は力みすぎていたが、2回以降はカーブを交えることで力を抜く感覚を取り戻した。修正能力の高さは評価できる」と話した。

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