ラグビー・リーグワン1部で昨季8位の横浜(旧キヤノン)は18日、横浜市役所内で2025―26シーズンに向けた出陣式を行った。今季新たに指揮を執るレオン・マクドナルド・ヘッドコーチ(HC)、SO田村優、武藤ゆらぎらが出席。

マクドナルドHCは「サポーターみんなを代表する情熱を持ってプレーしたい」と、新シーズンへ意気込んだ。

 昨季8位でプレーオフ(PO)進出を逃した横浜。加入3季目の武藤は「チームとしては、日本一」と目標を掲げる。元日本代表の絶対的司令塔、田村優とポジションを争いながら昨季は出場4試合。「悔しい気持ち。足りない部分が多いと感じたシーズンだった」。大先輩の田村は「能力の高い選手。これからの日本ラグビーを引っ張っていく選手。頼もしさを感じるし、僕はそこを支えるだけ」と期待を寄せる。超えるべき壁は高いが、武藤は「優さんだけを意識せずに、チームとして何が必要とされているか、自分にフォーカスをあてて力を発揮したい」と意気込む。

 田村はファンからの質問で「代表復帰は?」と問われ「いやぁ。その前に、ゆらぎが行くと思うので」とコメント。

エディー・ジョーンズHCのもと世代交代が進む日本代表に、武藤も「今の代表は若い選手が多いので、気になる部分はある」としつつ「リーグワンでいいプレーができないと、世界レベルでもいいプレーはできない。今季どれだけ結果を出せるか」と冷静に語った。チームの新司令塔候補として「スタンドオフを(自分に)任せれば試合を勝たせられると思ってもらえるパフォーマンスを、重ねていきたい」とシーズン開幕へ気持ちを高めた。

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