大相撲九州場所10日目(18日・福岡国際センター)

 関脇・安青錦(安治川)が1敗で首位に並んだ。幕内・玉鷲(片男波)に持ち前の低い当たりをみせると、前まわしを取って前に出て寄り切った。

「前みつを取って攻められた」とうなずいた。玉鷲は16日に41歳の誕生日を迎えちょうど20歳年上になったばかり。「ウクライナにいたときから見ていた」と尊敬する一方で「土俵に上がったら関係ない」と闘志を燃やしていた。

 支度部屋で取材対応中に全勝の横綱・大の里(二所ノ関)が幕内・義ノ富士(伊勢ケ浜)に敗れるテレビ映像を見た。大の里が土俵を割った瞬間、表情が緩んだ。だが星が並んだことを聞かれるとすぐに「気持ちは変わらず自分の相撲を取る」と引き締めていた。

11日目は義ノ富士と対戦する。

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