Aぇ! groupの佐野晶哉が18日、都内で行われたアニメ映画「トリツカレ男」(高橋渉監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

 何かに夢中になると他のことが目に入らなくなる男の子・ジュゼッペ(佐野)が、風船売りをしている女の子・ペチカ(上白石萌歌)に夢中になる物語。

公開から10日がたち「僕も『こんなにエゴサーチすることない』っていうくらいしています。作品を愛してくれる年齢層が広い」と反響を感じているという。

 様々な言語を話すシーンでは「現場に入ってから萌歌さんの知り合いに電話させてもらって、教えてもらった」。上白石にメキシコ人の友人を紹介してもらい、スペイン語の発音などを直々に学んだという。上白石は佐野の対応力の高さに「元々、全部話せるのかと思った。だまされました」と驚いていた。

 一年を振り返り、今年の漢字には「音」を選んだ。3月公開のアニメ映画「ヨウゼン」(チャオ・ジー監督)の日本語吹き替え版で声優デビューし、1年で2本に出演。「まさか1年に2回もこんな楽しい体験をさせてもらえると思わなかった。音だけでも届けられる」と新たな挑戦をあらわす一文字となった。今作では声優として40年のキャリアを積んだ森川智之と一緒にレコーディングも行い「震えながらアフレコをしました」と苦笑いを浮かべていた。

編集部おすすめ