西武がドラフト2位で指名した中大・岩城颯空(はくあ)投手(22)が28日、神奈川・横浜市で入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1250万円(金額は推定)で内諾。名字になぞらえ、“難攻不落の岩城”を目指すと誓った。

 戦国時代、敵の侵攻を防ぐ拠点となった城。その字を氏に持つ岩城が、相手の反撃をはね返す。181センチ、95キロの屈強な体から投げ下ろす最速152キロの直球と屈強なメンタルが武器の左腕は「打たれないのが一番最強。絶対打たれたくないという場面で送り出されるピッチャー」と理想像を掲げた。

 入団後は同じ担当スカウトで同じ東都リーグ出身の左腕・武内から「落ち球も曲がり球も全部聞きたい」と弟子入りして吸収する。大学時代はリリーフが主だったが「最終的にはチームのエースになりたい。(難攻不落な)存在になれたらって思うので、ちょっと意識してやっていきたい」。来季は鉄壁の岩城が、西武の白星を守り抜く。(大中 彩未)

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