◇国際親善試合 日本代表3―0ボリビア代表(18日・国立)

 日本代表MF中村敬斗が、引き技&股抜きシュートの組み合わせで代表通算10ゴール目を挙げた。途中出場からシャドーのポジションに入ると、後半33分に左サイドを抜け出したFW上田綺世のキープから中央でパスを受けると、右足裏でのボールコントロールで相手DFをかわし、さらに寄せてきたDFの股を冷静に右足で抜いてゴール左に沈めた。

「最高のタイミングでボールをもらえたので、上田選手に感謝したい。あのタイミングで受ければ、自分の形を持っているので」と振り返った。

 10月のブラジル戦では左ウィングバックからゴールを決めたが、この日はよりゴールに近いシャドーに入ると、後半26分には右ポケット(ペルティエリアの両脇)を取ってMF堂安律からパスを受け「中に“当てに”いきました」と町野修斗のゴールをアシスト。1得点1アシストに「よりゴールに向かうことを意識しました。近くで上田選手がいて、収めてもらえることも大きかったですし、時間も作ってもらえたので、良かった」と振り返った。

 短い時間で結果を出した中村だが、自身の活躍以上に、攻撃の起点となったFW上田を絶賛。「上田選手が(ボールを)収められるので。スローインを僕が投げて、クロスを上げたシーンもそうですけど、ちょっと強すぎ。えぐいですね、正直。強すぎる」と笑い、頼もしいチームメートの存在に感嘆していた。

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