◇国際親善試合 日本代表3―0ボリビア代表(18日・国立)

 サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、ボリビア代表(同76位)を破り、3連勝を飾った。年内最後の試合、そして森保一監督の国際Aマッチ指揮日本歴代最多100試合目となった節目の試合を勝利で飾った。

 勝利の立役者の一人が、先制アシストを決めたMF久保建英だ。前半4分。右サイドでフリーでボールを受けると、ドリブルでボールを持ち運び、右足でふわりとしたクロスをマイナスに送る。エリア内に入ってきたMF鎌田は勢いを止めることなくジャンプして胸でボールを止め、左足シュートをゴール右へ決めた。試合後、久保は「まあ結構珍しく余裕があったんで。鎌田選手が入ってくるのが見えたんで、ボールが思ったよりでかくなったんですけど、ボールの上げる質としてはあんまり速いボールだと多分、あそこからダイレクトって無理だと思ったんで。トラップしてもらえるようなボールを蹴って、思ったよりでかくなりましたけど、彼が素晴らしかった」と振り返った。

 年内最後の試合でも存在感を示した久保は、23年3月の第2次森保ジャパンの初陣から唯一の“皆勤賞”。37試合中26試合の出場で6得点16アシストは、MF伊東純也の6得点15アシストを抜いて、得点関与数でもトップになった。久保は「周りが僕の特徴を出してくれてるっていうのもありますし、なんか代表来るとね、なんだか得点に関われるなって思って試合に入ってるんで。そういったところも大きいかもしれないですね」と要因を分析した。

 年内の活動を終え、来年3月の活動まではRソシエダードでの戦いに専念する。

「一旦間隔は開きますけど、まずは自チームで今のこのまま頑張れるといいかなと思います」と見据えた。

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