J3アスルクラロ沼津は19日、次節のホーム・福島戦(23日)に向けて静岡・裾野市内で公開練習。FW白輪地敬大が「思い切り打つ」とゴールへの意欲を見せた。

 チームは現在最下位で、このまま終わるとJFLとの入れ替え戦になる。だが19位・讃岐との勝ち点差は4で、最終節で直接対決が残っている。残り2試合で沼津が連勝し、讃岐が23日の八戸戦で白星を逃せば逆転できる。「大事な局面」と23歳の若きストライカーは気を引き締めた。

 責任を感じている。今年5月にJ2いわきから期限付き移籍。新加入初戦(対金沢)でいきなりゴールを決めた。だが、ここまで計4得点。9月27日の岐阜戦以来、7試合ゴールがない。「こういう状況(最下位)になることを阻止するために入ってきたのに」。僅差の試合が多いだけに、自身の決定力不足に唇をかむ。

 この日も居残りでシュート練習に汗。

「どんな局面でも枠内に打つ」「GKを見る」「コースに流し込む」とポイントを意識してボールを蹴った。「考えすぎない。慎重になり過ぎず、割り切って思い切り打つ」。23日は今季ホーム最終戦でもある。自身のゴールで勝利を呼び込み、スタンドを沸かせてみせる。

(里見 祐司)

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