J2磐田は23日、ホーム最終戦で山形と対戦する。19日は静岡・磐田市内で調整。

全国高校サッカー選手権静岡県大会で3年ぶり3度目の優勝を飾った母校・浜松開誠館に刺激を受けたというDF松原后が、今季初の4連勝でプレーオフ(PO)切符をたぐり寄せることを誓った。

 後輩たちがこれ以上ない勇気を届けてくれた。開誠館は15日の決勝で藤枝東と対戦。0―0のままPK戦に突入する死闘を制し、全国への扉を開いた。自身は準々決勝から3試合の中継を見守ったことを明かし「夏(県総体)冬連覇なんて俺らの時代では考えられない。県を勝つのは簡単じゃないし、シンプルにすごいと思った」と拍手した。

 決勝トーナメント4試合でわずか1失点。「チームとしての質、組織力は開誠館が一番良かったと思う。プレッシングや切り替えはプロみたいだった」。後輩たちの頑張りを自身の発奮材料にするつもりだ。

 チームは3連勝でPO圏の6位・仙台と勝ち点1差の7位(勝ち点60)。ホーム最終戦は11位の山形と対戦する。

敵将は昨季まで磐田を率いた横内昭展監督だ。「僕にとっての恩師。キャリアに影響を与えてくれた。横さんとやるのは楽しみだし、成長を見せたい」と腕をぶす。自分の良さを出すよう口酸っぱく指導され、シーズンを通したメンタルの持ち方も教わった。感謝の気持ちはプレーで体現する。

 「何とか結果を出して、このチームを救えるようにというモチベーション」。持ち前の突破力で左サイドを制圧し、逆転でのプレーオフ進出へ望みをつないでみせる。

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