◆全日本大学アメリカンフットボール選手権▽準々決勝 関大―明大(22日・富士通スタジアム川崎)

 関大(関西3位)は19日、準々決勝の明大(関東2位)戦へ向け、大阪・吹田市内で練習を公開した。主将のRB山崎紀之(4年)=箕面=は会見で、同じく主将でRBを務める明大の高橋周平(4年)=足立学園=に闘志を燃やし、“高橋超え”を誓った。

 今季関東リーグで1401ヤード走り抜き、歴代シーズン1位の記録を打ち立てた高橋に対し、山崎は「この試合のキーになる選手。同じ試合でどちらが活躍できるかが重要。高橋より走ります」と鼻息を荒くした。

 ディフェンス陣も対高橋に燃えている。これまでの合言葉「パシュート(追撃)」に加え、明大戦を前に「スウォーム(群がる)」を追加。DB河村龍(4年)=関大第一=は「ボールを持っている人に群がるという意味。どんないいタックルをしても一人では止められない。2、3人目が次の試合のキーになると思う」と、全員で群がり、相手エースを封じる方針だ。

 22日はアウェーでの試合となる。「アウェー感を感じずにいかに力が出せるかだと思う」と山崎。総力戦を勝ち切り、甲子園ボウルへの歩みを進める。

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