◆第56回明治神宮野球大会最終日▽高校の部・決勝 九州国際大付11―1神戸国際大付(19日・神宮)

 九州国際大付の優勝によって、来春センバツの神宮大会枠は九州勢に与えられる。九州の一般選考枠「4」に、1枠が加わる。

今秋九州大会の4強は九州国際大付、長崎日大、神村学園、熊本工で、いずれも県1位校。準決勝はともに1点差の接戦だっただけに、出場は決定的だ。“恩恵”にあずかるのは8強の沖縄尚学(沖縄1位)、日本ウェルネス(同2位)、小林西(宮崎1位)、長崎西(長崎2位)になりそうだが、本命は今夏の甲子園V校・沖縄尚学と予想する。

 沖縄尚学は九州の準々決勝で神村学園に1―4で敗れたが、大敗ではなく、県1位校であることもプラスに作用する。甲子園Vの原動力となった末吉良丞、新垣有絃(ゆいと、ともに2年)の左右二枚看板を擁し、末吉は9月に行われたU―18ワールドカップにおいて、2年生ながら高校日本代表のエースとして準Vに貢献した実績を持つ。スカウトの間でも来秋ドラフト1位候補に挙げられている。

 選考委員会は来年1月30日。ファンにとっては注目の「1枠」になりそうだ。(編集委員・加藤 弘士)

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