大相撲 ▽九州場所11日目(19日、福岡国際センター)

 東前頭15枚目・錦富士(伊勢ケ浜)が、3敗と故郷の記録を守った。東前頭12枚目・藤ノ川(伊勢ノ海)を押し出して、幕内では1月の初場所以来となる勝ち越し。

「うれしい。もう少し早く勝ち越したかった。また明日に向けて頑張りたい」と気持ちを引き締めた。

 青森・十和田市の29歳は来場所の幕内残留を決め、1883年から142年続く青森県出身幕内力士の歴史を守った。取組後は同郷の西岩親方(元関脇・若の里)から声を掛けられ「青森を10代の頃から背負っている大先輩。ありがたい」と感慨深げに話した。

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