5人組ガールグループ「LE SSERAFIM」が19日、自身初の東京ドームコンサート「2025 LE SSERAFIM TOUR ’EASY CRAZY HOT’ ENCORE IN TOKYO DOME」の2日間を終えた。

 あふれる涙をこらえきれなかった。

2022年のデビュー以来、ずっと夢に見てきた東京ドームでのステージ。2日間でFEARNOT(ピオナ=ファンネーム)からの愛を受け取り、感情が揺れた。

 SAKURAは「アイドルとして14年生きてきました。たくさんの夢を叶えられて、代わりにたくさんのことを諦めてきたし、たくさんの人に出会えたけれど、別れも経験しました」と過去の葛藤を回想。「あの日を乗り越えた先に、きょうのこの景色が残っているなら、生まれ変わってもアイドルの道を選ぶと思います」と涙をぬぐった。

 HONG EUNCHAEは、家族が韓国から駆けつけたことを明かし「遠く離れている場所でもこれほど愛されている姿を家族に見せることができたのは、FEARNOTのおかげ」と日本語で話すと、胸がいっぱいになった様子。「これからも長く一緒に歩んでいけたらうれしい」と声を震わせた。

 HUH YUNJINはドーム公演が決定したときのことを振り返り「『あなたの情熱はまだ有効だ。夢を見てもいいんだよ』と行ってくれる慰めのように聞こえました」と感無量。「映画のラストシーンのように感じられますが、新しい始まり。また夢を叶えて素晴らしい場所へ連れて行きます」と誓いを立てた。

 初のワールドツアーの日本アンコール公演。

ツアータイトルに掲げた「EASY」「CRAZY」「HOT」のほか、「DIFFERENT」などヒット曲で彩られたステージ。トロッコで外周を回るドームサイズの演出でも沸かせ、FEARNOTも120%の声援で応えた。最新曲「SPAGHETTI (feat. j―hope of BTS)」や、「Kawaii (Prod. Gen Hoshino)」も初披露。サンリオキャラクターのマイメロディ、クロミとの共演も果たした。

 FEARNOTとともに作り上げた、忘れられない2日間。KAZUHAは「私たちの挑戦を一緒にそばで見守って下さっている人たちがたくさんいることに感謝の気持ちでいっぱい。これからも成長する姿をお見せできるように努力していくので、そんな私の姿を通して、皆さんが一歩踏み出す勇気になれば」と語った。

 26曲を披露したステージは、EDMアレンジの「CRAZY」で大盛り上がりのまま締めくくられた。KIM CHAEWONは「夢を育み、諦めることのなかった過去の私に、本当にありがとうと言ってあげたいし、祝ってあげたいです。皆さんも、とんでもないなと思うような夢であっても人目を気にすることなく、一歩ずつ夢に向かって進んでいってほしい」とメッセージ。「またここで会いましょう!」と再会を約束した。

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