VTuberのAZKiが19日、横浜市のぴあアリーナMMで「AZKi SOLO LiVE 2025 “Departure”」を開催した。

 AZKiの新章を感じさせるステージとなった。

「これまで歩んできた軌跡。これから歩んでいく未来。その全てをみんなと一緒に一つの物語としてつないでいきます」。今年リリースした新曲「未来カンパネラ」や、2018年にリリースしたデビュー曲「Creating world」など新旧織り交ぜた20曲を歌唱。同期デビューの星街すいせいもゲストで登場し、デュエット曲「Going My Way」を初披露するなど盛りだくさんな2時間半を届けた。

 同会場は、7年間のキャリアで最大規模となる広さ。「一人じゃここまで来ることはできなかった。紛れもなくみんなのおかげです」。客席はファンが持つピンクのペンライトで染まり「この景色を見て感極まってしまってる。本当に胸がいっぱいだ!」と感謝した。

 今年は2年ぶりに所属レーベルを「ホロライブプロダクション」に戻し、環境が大きく変化。「聴いてくれる人の心に寄り添える、記憶に残るような音楽を届けていきたい」。

誰にも負けない熱量を携えながら活動に励んでいる。

 そんな自身を後押しするように、客席からは大きな声援が送られ「最高に幸せな瞬間です」とポツリ。「ファンのみんなの存在が欠かせません」と感慨に浸った。

 それでも、すぐに「今日が終わりじゃない」と切り替えた。この日のライブタイトルは「Departure(出発)」。「ここからまた新しい物語が始まっていきます。みんなと一緒に新しい未来を歩いていきたいです」。飽くなき向上心を胸に、さらなる進化を遂げていく。(松下 大樹)

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