フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・午前8時14分)は20日、10月に水揚げが始まっている広島県産の養殖カキが大量死する被害が発生した問題を報じた。

 農林水産省や広島県によると、東広島市と呉市では8~9割が死んでいるとの報告がある。

番組では、原因について「広島県立水産海洋技術センター」によると「猛暑による高い海水温や雨が少なく海水の塩分濃度が高まったことなどが原因でカキが弱ったのではないか」との見方を伝えた。

 さらに19日に鈴木憲和農相が東広島市のカキ養殖場を視察したことを報道。水産会社を訪れて被害状況の説明を受けたほか、カキ養殖関係者と意見交換した。鈴木氏は「事態の原因を調査して明らかにし、自治体と連携して(養殖業者の)経営を支えたい」と述べ、早期に具体的な支援策を提示する考えを示した。

 また、カキだけでなくサケが不漁でイクラが高騰、青森県陸奥湾では、海水温が高い影響でホタテの漁獲量が減り「冬の味覚」が不漁になっていることも伝えた。

 スタジオでは、こうしたことから「冬の味覚」の価格が高騰していることを紹介。MCを務める俳優の谷原章介は価格が高いことを「どんな時、感じるの?」と木曜スペシャルキャスターで元衆院議員の杉村太蔵に尋ねた。これに杉村は「どんな…でも、高いんですよねぇ」とつぶやき「でも回転ずしが高くなったって聞きます」とコメントしていた。

編集部おすすめ