女優の浜辺美波とSnow Manの目黒蓮が20日、都内でダブル主演映画「ほどなく、お別れです」(三木孝浩監督、来年2月6日公開)の完成報告会に出席した。

 2018年の小学館文庫小説賞を受賞した、長月天音さんのデビュー作である同名小説が原作。

就職活動に失敗し、葬儀会社にインターンとして就職したヒロイン(浜辺)と、彼女を厳しく指導する葬祭プランナー(目黒)が、「最高の葬儀」を目指す物語を描く。

 浜辺は、亡くなった人の声を聞くことのできるヒロインを演じ「脚本を読みながら泣いてしまった。故人様が最期に残したい気持ちや表情をみれているのは私だけなんだと思うと、やりがいや、ありがたみがありました」と撮影期間を振り返った。

 目黒は出演にあたり、原作小説や漫画を読んだといい「確かに悲しいお話ではあるんですけど、今生きている喜びや亡くなった後にある希望に惹(ひ)かれました」と告白。本作のため納棺時の所作などを習得し「納棺の儀はひたすら練習しました。家に着物を持ち帰ってたたみ方を練習したり…」と猛特訓ぶりを明かすと、浜辺は「本当に(所作が)美しかったです」と絶賛した。

 2人は本作が初共演。浜辺は「忙しいんだろうなと思ってはいたけど、よくヨーロッパ帰りのことがあって想像の50倍忙しそうだった。時差ボケしないんですか?」と目を丸くした。「時差ボケはしないかもしれないです(笑)。浜辺さんは、僕が(納棺の儀の)練習をする時も正座をして見てくださって付き合ってくださった。この作品にかける思いが伝わってきました」と感謝した。

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