大相撲九州場所12日目(20日・福岡国際センター)

 横綱・豊昇龍(立浪)は、小結・高安(田子ノ浦)を押し出し、2敗で首位を守った。過去5勝10敗と苦手の相手との激しい突っ張り合いとなったが、右を差し押し込んだ。

 1敗の横綱・大の里(二所ノ関)、関脇・安青錦(安治川)が相次いで敗れ、首位に並んだ前日は危なげない相撲だった。関脇・王鵬(大嶽)に対し、鋭い踏み込みから、一気に寄り倒した。昇進5場所目での横綱初Vのチャンスが訪れたが「それは意識していない。気にしていない。一日一番、自分の相撲を取っていく」と、気負いはない。

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