B2ベルテックス静岡は20日、福島戦(22、23日・宝来屋ボンズアリーナ)に向けて静岡市内で練習した。現在13連勝中の福島に挑戦する森高大ヘッドコーチ(HC、36)は、「相手は速攻で1試合平均17点近く取っている。

まずは、相手に速攻を出させない。テンポの遅い展開に持って行きたい」と、構想を明かした。

 両チームは、今季開幕前に富士宮市で行われたプレシーズンゲームで対戦した。1勝1敗だったが、リーグ戦に入ってから対照的な成績となっている。3勝12敗で西地区最下位に低迷する静岡に対し、福島は14勝1敗で東地区首位をひた走る。森HCは「福島は外国籍選手のバランスがよく穴がない」と評価。今節の戦い方について「ロースコアに持ち込んで連勝を止めたい」と、持ち前の「超攻撃的チームディフェンス」で活路を見いだす。

 リーグ戦は、4分の1となる15試合を消化した。開幕からケガ人が続出し、一度も全13選手がそろうことなく1か月半が過ぎた。現在、元日本代表主将のPG橋本竜馬(37)とPFクリス・エブ・ンドウ(31)がインジュアリーリスト(IL)入りし、苦しいチーム状況だが、森HCは「4分の1が終わって方向性は見えてきた。まだまだ巻き返すチャンスはある」と残り45試合を見据える。まずは、好調・福島の連勝を止めて、嫌なムードを吹き飛ばす。

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