20日放送のTBS系情報番組「ゴゴスマ」(月~金曜・午後1時55分)では、安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告の裁判員裁判で、この日、初めて山上被告への被告人質問が行われることを報じた。

 19日に弁護側証人として出廷した被告の妹が被告とともに世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者で1億円以上の献金をしてきた母親のもとで生きてきた苦しみを打ち明け、「私たちは教団に家庭を壊された被害者。

徹也は絶望の果てにあった」などと証言したことについて、コメンテーターで出演の元財務官僚でニューヨーク州弁護士の山口真由氏は「情状証人で妹さんが出て下さったこと、傍聴席と遮蔽(しゃへい)していたという話ですけれども…。かなりご自身としても、こういう公共の場に出てくるというのはすごく大変だったと思いますけど、それでも弁護団として、どうしてもこの証言が欲しかったと思うんですよね」と指摘。

 「裁判員裁判ということもあって。お母様はまだ入信しているということで、なかなか弁護団の思うようなストーリーと違うような証言もされるということなので、この妹さんの証言を出せたというのは一つ、弁護団としては大きな要素だったんじゃないかなと思いました」と続けると「妹さんの方も検察側の反対尋問で『お兄さんとどういう関係ですか?』と聞かれた時、ためらいもなく『大好きなお兄ちゃんです』と言った。ここは非常に悲惨な家庭の中で同志として戦ってきたところがあるから妹も出てこれたのかなと思います」と話していた。

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